【完】恋なんてするものか!







家に入り部屋に戻る。





今日あったことを思い出すと、余韻に浸る。







楽しかったなあ.......





また、行きたいな。







~~~♪♪





「うわっ!」






余韻に浸っていると、いきなりケータイが鳴り驚く。






画面を見ると、梓から着信。






どうしたんだろ?






「もしもし?」






『いきなりごめん。今平気?』






電話越しから聞こえる梓の声。






直接聞く時とは少し違う声にドキドキ胸が高鳴る。






「うん。大丈夫だよ。」






落ち着いた声が耳に届く。







『ちゃんと帰れたか?』






「うん、今ついたところ。」






『そっか。それならよかった。』






心配.........してくれたの?






それで、わざわざ電話してくれたの?








「ほら、香澄の家から海まで結構距離あるだろ?」







「うん、おかげさまで無事帰れたよ。」






「ひとりで帰ったのか?」







「え?そうちゃんに送ってもらったけど.......」







「ふーん。」






私の答えになんとも納得いっていない様子。







そんな不機嫌になられてもなあ......





送ってもらったのは確かだし.....







「梓、あそこでバイトしてたんだね。」






「そう。裕貴の知り合いの海の家で夏の休みだけ。」







とりあえず、話をそらさなきゃと思い話題を変える。







「そうなんだ。」






「泊まり込みだから、しばらく帰らないんだ。」







泊まり込みでバイトなんてすごいなあ......