そうちゃんの手を握って立ち上がる。
「俺がキスしようとした時、香澄の頭に浮かんだ人物は誰?」
「え.......?」
「好きな人いないんでしょ?て聞いた時、どうして少し戸惑った?」
頭に浮かぶ、ひとりの人物。
.......それが、なによ......
梓が、なんだって言うわけ?
「香澄、素直じゃなさすぎてこっちが見ててきついわ!」
はははっ!と、可笑しそうに笑われる。
そうちゃんに、梓の話なんて一度もしたことないのに。
今日初めてあったはずなのに。
なんでそんなこと言われてるんだろう?
「残念ながら、香澄のことは大切な幼なじみだって思ってる!」
「期待してないわっ!」
「だから、堂々と恋しろよっ!この乙女ヤロー!」
な、なによ、からかって.......
別に私は恋なんて........
梓に恋.......なんて........
「遠回りしてもいいけど、ちゃんと答え見つけろよ!」
「嫌な思いさせたんなら、許して。」と、そうちゃんは再び歩き始めた。
別に、嫌な思いはしてないけど......
展開が変わりすぎて、正直頭がついていかない。
と、とりあえず確かなのは、そうちゃんは私のことは恋愛感情として見てないってことだよね?
冗談だったって、ことだよね?
「なんかあったら、相談しろよな!」
「ありがと。」
そうちゃんに家まで送ってもらった。
「また、4人で遊び行こう。」
「うん、誘って!」
そうちゃんと家の前でわかれた。

