【完】恋なんてするものか!







海で遊び尽くした私たち。






帰る頃にはみんなさすがにへとへとだった。






バスを降り、電車に乗った。







「ふぁぁぁ.......」






さっきからあくびが止まらない。






眠そうな私の顔を見て、クスッと笑うそうちゃん。







「すげえ、はしゃいでたもんな。」






「久々にあんなに騒いだわ。」






「めちゃめちゃ楽しかった!」






美華も楽しそうに言った。






なんだろうな。





この帰ってる時の虚しさ?悲しさ?






疲れてはいるけど、全然騒ぎ足りない感じがする。






最寄り駅で美華が降りた。






美華とは夏祭りも一緒に行く約束をしてるから、その日にまた会える。







そうちゃんが降りる駅。







「あれ?降りないの?」





しかし、そうちゃんは降りなかった。






「ちょっとなー!話がある。」





と、言うそうちゃん。






話?なんだろう?






そして私が降りる駅についた。






「今日はありがとうございました。」






「また学校でね、香澄ちゃん。」






柊先輩に頭を下げ、電車を降りた。






そうちゃんと並んで歩く。







なかなか話し出さないそうちゃんに、なんて声をかけていいのやら。






そんなことを思っていると、そうちゃんが口を開いた。







「今、香澄って好きな人も彼氏もいないんだよな?」







「え、あ、うん.......」






い、いきなりなんの話!?





私の恋バナ!?