私の他の女とどんなことをしようが関係ない。
興味なかった。
もはや周りの男子と一緒にはやし立ててた。
梓だって、同じだ。
ただの同じクラスの男友達だ。
だから.......だから......!!
「.......ない。」
「ん?」
「あんたを好きだなんて、認めないんだから!!!!!」
そう大声で叫び、私はその場から走り出した。
嫌だ.......嫌だ......
よりによって、あんな軽い男に恋をするなんて。
考えられない。嘘だ!
これは幻覚!
最近色々あって、疲れているだけ。
ありえない。ありえない。
.........おさまれ。ドキドキするな。
自分の胸に手を当て、深呼吸をする。
「だめだ.....嘘だ........」
呪文のようにひとりでブツブツいう。
肩にかけられたあいつのパーカー。
いつも梓からする柔軟剤のいい香りがする。
優しいことは......確かなんだよね。
なんとか自分を落ち着かせ、美華たちの元に戻る。
「遅かったね!大丈夫だった?」
「う、うん......」
「あれ?そんなパーカー着てた??」
そうちゃんに痛いところをつかれた。
「え、あ........買ってきた。」
「ふーん。」
なんとか嘘で誤魔化した。
そんな私を見て美華だけがニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべていた。

