【完】恋なんてするものか!








これでもかというほどはしゃぎまくる私たち。







お昼になってもまだまだ元気だった。







「もう最高すぎる!!」






青空、広い海、白い砂浜、響く声、波の音、鳥の鳴き声。







すべてが私のテンションをあげていた。







「はははっ、ふたりとも元気だね!」






優しく見守るそうちゃんと柊先輩。






「だって、楽しいんだもん!ね、香澄!」






「帰りたくなーいっ!!」






砂浜の砂で山を作りながら叫ぶ。






やっぱり海って夏!て感じがするから好き。







「てか、腹減ったな。」





「そこの海の家、結構人気なんだって!行くか!」






私たちは立ち上がり、人で賑わう海の家へと足を進めた。







店内にも何個か椅子とテーブルがあり、水着姿の人たちがそれぞれ料理を食べたりジュースを飲んだりしている。







「あの店員さん、めちゃめちゃかっこよくない!?」







「ね!誘ったらきてくれるかな?」






「仕事中だし無理でしょ~!」






そんな女の子達の黄色い声。





気になりふと、女子達の視線の方向に目を向ける。








.........見たことあるシルエットだな.....








まさか、まさか.......ね。






ちょうど私たちがカウンターにたどり着いた時だった。






「梓くん、ちょっとカウンターフォロー入って!」






「はい!お次お待ちの方.......どう......ぞ.........」







私たちのことを見て、固まる梓。






そりゃそうだ。





私だって固まってる。