【完】恋なんてするものか!






しかもなんでよりによって、隣同士なの!




こんなんだったら、全員の前でひとりひとり、とかの方がよかった!






「よし!じゃー、はじめ!」




先生の掛け声で、周りが一気にざわざわし始めた。





後ろの席の美華も、隣の席の子と楽しそうに話し始めてるし。




「おい。」




「な、何よ。」




「やんねーの?」




「や、やるわよ。」




隣の席のやつは、何か偉そうだし。




渋々隣を向いた。




気まずいなあ。





「どっちからやる?」




「どっちからでも。」




会話は続かないし。





「.........な、何よ。」





気まずくて、下を向いていたら、私の顔をのぞき込むようにやつの顔が自分の顔の近くにやってきた。





ち、近い.......




「ホント、整った顔してんな。」




いや、そんなことないと思うけど。




てか、あんたには言われたくないし。




嫌味にしか聞こえない。



自分は、学校で女子にモテモテなくせして。





「て、てか、近いんですけど。」




「この距離で?」




「はあ?」





なによ、その小馬鹿にした感じは!!




軽く鼻で笑いやがって。





この距離を近いと言わずになんて言う!





これでも遠いってか?




さすが、チャラ男だ。



経験豊富なだけあって、私との考え方が違いすぎる。