「よしっ!くいついてきたな!美華ちゃんも一緒にどう?」
「え、いいんですか??」
「もちろんだよ!香澄の親友なんでしょ?俺もひとり友達呼ぶし!4人で行こう!」
「ありがとうございますっ!」
「やば!夏休み待ちきれないんだけど!」
夏休み一番の楽しみができた!
そうちゃんと、美華と、海に行けるなんて!!
「香澄が楽しそうでよかった!じゃあまた、日程とか決めよ。空いてる日とかまた連絡入れて!」
「おっけ!!」
そうちゃんは片手をあげると、教室から出ていった。
「美華!海だよ!!」
「ね!水着一緒に買いに行こう!」
やっぱり夏と言ったら海だよね!
さっきまでの憂鬱な気持ちはどこかに吹き飛んでしまった。
私、とことん単純な人間だな。
頭の中に浮かぶ、楽しい光景。
どんな水着着ようかな。
どんな髪型しようかな。
妄想は膨らむばかりで。
「香澄、さっきから口角緩みすぎ(笑)」
美華に笑われてしまった。
「だって楽しみすぎるんだもん!」
まさか、海に誘ってもらえるなんて思ってなかったし。
きっと来年は受験とか就活とかで忙しいからゆっくりできる夏休みも今年だけ。
それなら存分に楽しみたいじゃん!

