すごい、気持ちが楽になった。
そうちゃんのおかげだ。
私はさっきより軽い足取りで、教室まで戻った。
教室に戻ると、すぐさま美華が私のところにやってきた。
「珍しいね、香澄が授業サボるなんて。」
「まあね。」
「先生には保健室いったって言っておいたから!」
「さすが美華!ありがと!!!」
ふと、隣に目をやるけれどそこに梓の姿はなかった。
べ、別に気にすることない。
もう知らないふりするって決めたんだから。
あんなやつ、誰とどこいこうが関係ない。
あいつの好き勝手にすればいいのよ。
放課後。
校門まで美華と一緒に歩いていくと、「よ!」と、そうちゃんが校門の出てすぐのところで声をかけてきた。
「あれ?どうかしたの??」
「んー?なんか、話し足りなくて。時間あれば一緒に帰らねえ?」
「うん、別に大丈夫!」
私は美華に手を振り、そうちゃんと並んで歩き始めた。
「家は?こっち方向で大丈夫なの?」
「俺のことは気にしないの!」
そう言うってことは、こっち方向じゃないんだ........
なんだか申し訳ないけど、それ以上何も言えなかった。
「香澄はさ、そろそろ彼氏のひとりくらいできたか?」
「できるわけないじゃーん!!」
「だよな!」
「うわ!失礼!!」
はははっ!と、楽しそうに笑うから、私も釣られて笑う。
「そうちゃんは?モテるでしょ、絶対!」
「んー、でも、気持ちは嬉しいけど好きじゃないやつから好かれてもな。」
ま、まあ確かに言えてる。

