モヤモヤしてた気持ちは、みるみるいら立ちに変わっていった。
私悪くなくない!?
だってずっと断り続けてきたじゃん!?
それなのにしつこくちょっかい出してきたのは向こうだもん!
全部あいつのせいよ!
俺のこと信じろ的なこと言っておいて、なによあの有様は!
ほんっとう、信じらんない!!
もーう、頭きた!
フルシカトよ、これから!
あんなやつ、相手にしたらダメ。
もう、何されようが何言われようが知らない!
大嫌いだ、あんなやつ!
胸の奥からフツフツと怒りがこみ上げてくる。
いつか痛い目合えばいい。
「あれ、香澄??」
ひとりでイライラしてると、上から声が聞こえた。
見上げると、見覚えのある顔。
「え.......そうちゃん!?」
まさか、そんなことってある?
「やっぱ香澄だったんだ!!」
そうちゃんは小さい頃から一緒に遊んでいた男の子。
私より一つ上で、第2のお兄ちゃんみたいな存在だった。
小学校に上がるのと同時に引っ越したんだけど。

