うだうだと言い訳を並べる私にはもう発言することは許さないと?
「まあ、黒河くんのことを嫌いな香澄からしたら受け入れたくない事実かもしれないけど、それでも恋しちゃったものは仕方ないじゃん。」
もう、私のこの気持ちは恋だと決めつけて話を進める気なの?
私は今でも認めないからね!?
あいつに恋してるなんて!
「私からしたら、香澄の口から恋バナが聞けるなんて嬉しくて仕方ないんだけどね♪」
恋バナなんてしてないけどね?
「まさか香澄からノロケ話聞く日が来るなんて~!」
ノロケてないけどね?
もはや愚痴ってるんですけど。
私の話には聞く耳を持たなくなった美華。
「素直になんなさい!」
「は、はい......」
最終的には軽くお説教されて電話を切られてしまった。
私はいつでも素直だっつーの。
私が梓のこと好きじゃないって言ってるんだから、その方が正解だと思うけど。
だって友達と言えど、他人に私の気持ちが分かるわけないじゃん?
美華に何を言われようが、私の気持ちが正しいに決まってるんだから!
考えてみて?
私が梓と恋人としてふたりでいるところを。
手を繋いで?
二人で遊びに出かけて?
ちょっと強引にハグとかされるんだろうな。
私は嫌がってるのに、それをおかしそうに笑って。
満足そうにキスとかされるのかな。
.........て、待て!
何を考えている。

