【完】恋なんてするものか!






『ズバリそれは恋ね!!』






「またそういうこと言う.....」






『いや、冗談抜きで。』






家に帰り、お風呂を済ませゆっくりしようとしていたとき、美華から電話がかかってきた。






今日の話をどうしても聞きたかったらしい。






それで私の正直な気持ちを話したらこんなことになった。







「なんで私が梓に恋なんてしなきゃいけないのよ。」







『そんなの知らないわよ!恋は自分でも気づかないうちに始まってるもんでしょ。』







そうかもしれないけどさ?





でも何で相手がよりによってあんなチャラ男?






好きになる要素がないでしょう。






『恋の相手は最初から好印象とは限らないんだよ?』





「んーーーーー.....」






それでも納得いかない。






『まったくいつも変にプライド高いんだから。』






「別にそんなことないよ。」






『失ってから気づいたって遅いんだよ?』






「恋とかよくわからないし。」





今まで恋なんて皆無に等しいし。





男子とは普通に男友達として今まで生きてきたし。






どうなったら恋とか。





何が恋愛とか、よくわからない。







『わからないなら教えてあげる。香澄が今黒河くんに抱いている気持ちが恋心だよ。』








「うーん、でもさ?」





『でもじゃない!!』






ピシッと美華に指摘された。