空気を読んでくれ。
お願いだから私の味方してくれ、美華!
「ふふっ。どこで食べよっか~?」
私の目力で、美華をなんとか味方につけた。
隣にいた黒河をなんとか友達のところへ追いやった。
「はあああ........」
「ぶっ。香澄おもしろすぎ。」
と、吹き出した美華。
何も、どこも、おもしろくないわ!
なによ、あいつ!
なんなのよ、あいつーーー!!
「黒河くんにそんな反応示すの、香澄だけじゃない?」
「んなことないでしょ!」
あんな最低最悪男、嫌いな人で溢れてるでしょ!
「まあ、香澄は黒河くんのことしらないんだもんね。」
「その話!途中だったけどさ、何者なの彼は。」
女子からの熱い視線を集めてる彼の正体は?
「黒河梓(くろかわ あずさ)くん。この学校で香澄と同じくらい女子から人気のある子だよ!」
へえ~~~~~~~~。
“あれ”がね。
「ホントに知らなかったの?」
「初耳。」
そんな人、いたっけ?
そんな噂、聞いたことあった?
「あの顔と、スタイルで女の子にモッテモテなの!」
はあああ、彼がねぇ。
まあ確かに、イケメンなのは認めてもいいけどさー。
あんまり、いい人だとは思えないな、私は。

