ニャン山村が大学へ入学し、半年が過ぎていた。

「にいちがに、ににんがし、
にさんが…う〜ん……」

ニャン山村が頭を抱えていると
一人の男が声をかけてくる。

「フッ馬鹿はいいな。
同じ問題を何度もやれて、俺なんてもう7の段まできてるぜ。」

この男は槍杉。
経験人数が100人は越えている
超プレイボーイである。

「あ?槍杉テメェ…ちょっと勉強できるからっていい気になるんじゃねぇぞ」

ニャン山村が噛み付く。

「おいおい山村くん、ちょっとじゃなく、か・な・り 勉強ができるの間違いじゃないのかい?」

その言葉がニャン山村の怒りにふれる。

「ニャンジャッシュストラッシュ!!」

ガシッ!!

「な…に…」

ニャンジャッシュストラッシュが止められた!!
これは嘉神以来初めてのこと
ニャン山村は動揺が隠せない。

「山村くん、勉強で勝てないなら、せめてケンカでくらい勝ってくれよ。フフフ…」

槍杉が去った後、ニャン山村は立ち尽くしていた。

「野郎…いったい…」

すると…

ドンッ!!

「あ、ごめんなさい!!
私急いでて前が…」

「ご、ごめん…俺のほうこそ
こんな…ところ……に…」

突然ニャン山村は倒れ込み
気絶してしまう。