寝ているカノジョ



「仁奈さっきさ、
好きでもないのにキスするのは
チャラくて嫌って言ってたけど、
悠希はどうなの?」

あいつだって、俺と同じことしたわけでしょ?

仁奈に好きって言ってないのにキスした。


「悠希には怒らないわけ?」


「ゆ、悠希くんは、いいの…!」


急に顔を真っ赤にして

仁奈はそう言った。





何その顔…

何その答え…




もしかして、仁奈は

悠希のこと好きなんじゃ……



「なんで悠希はいいんだよ?」


「言わないよ…」

ますます顔を赤くする仁奈。

顔が熱いのか、

手でパタパタあおいでいる。