仁奈はこの会話を聞いて、 俺の気持ちに気づいただろうか? って、は? 仁奈、寝てるし… いつのまに…… 「仁奈ちゃん、数学のワークを提出するの忘れてたらしい。 今日中に提出だから、俺手伝ってた」 寝ている仁奈を見つめながら悠希が静かに言った。 その顔はいつもと違って 真面目で真剣だった。 悠希といえば いろんな女と遊んで、 ただの軽いチャラ男だけど、 仁奈のことは本気で好きなんだろうか… 「仁奈ちゃん寝ちゃったし 俺たちでワーク終わらせちゃおうぜ」 悠希のその言葉に俺はうなずいた。