「仁奈ちゃん優し~」 悠希が仁奈の頭にポンと手を乗せた。 「やめろよ」 俺の口からとっさに出てしまった言葉。 悠希と仁奈がポカンと俺を見つめた。 何言ってんの、俺… 「いや、悠希、お前、 そうやって誰にでも頭ぽんぽん触んの、チャラいぞって意味」 俺は必死に訂正した。 でも気づいてた、俺の心はそんなこと思ってない。 本当は… ―― 仁奈に触んな。