ガラッ! 「おお、仁奈ちゃん!久しぶりだね」 慌ただしく教室に入ってきた仁奈に 悠希が声をかけた。 「ひ、久しぶり…はあ…」 走ってきたのか、息を切らしていた。 「光くん…あの…」 「どした?締め切り間に合った?」 仁奈はここ一週間学校に来ていなかった。 聞けば漫画の原稿の締め切りや、 その他の仕事が重なって学校に来れなかったらしく… 「これ…」 仁奈はそういうと俺の前に大きめの紙袋を差し出した。 「え、何これ?」 仁奈は寒さで赤くなった鼻をもっと赤くさせてこう言った。