寝ているカノジョ


電話の向こうで悠希が

にやにやしてるのが想像できるな…


「はいはい、買いますよ」




そう言うわけで、仁奈の誕生日前日に

俺は悠希が思いついた『プレゼント』を

買いに行くことになった。

もちろん、悠希と一緒に。




あいつとは色々あったけど

なんだかんだで助けてもらってるし

女が絡まなければいい奴だ。








10月29日 午前10時。

俺は駅の改札口で悠希を待っていた。


「光、おはよ~」

悠希が向こうから嬉しそうにやって来た。

「切符買うよ」

「は?どこまで行くわけ?」