俺は仁奈から目が離せなかった。 「そろそろお母さん帰って来るけど 光くんどうする?」 仁奈はぼーっと前を見つめていた。 「邪魔ならいつでも帰るよ、俺は」 「邪魔じゃないよ」 …… 俺たちによくある沈黙… 仁奈は今何考えてんだろう… 俺に早く帰ってほしいのだろうか。 それとも…… 「仁奈」 「うん?」 「目、閉じろ」