「何言ってんだよ…」 俺は仁奈を壁際に運んでゆっくりと地面に寝かせた。 「俺もやる」 「何~?二人でかっこつけあってんの?」 ゲラゲラと下品に笑う不良に 悠希が殴りかかった。 「くっ!」 殴られた男が少し後ろによろめくと 別の男が悠希に殴りかかった。 「悠希!」 地面に倒れた悠希は 一気に袋叩きにされた。 「もしかして、お前ら、 こいつのこと、好きとか~?」 一人が、仁奈の方に近づいていく。