寝ているカノジョ



「みんな!この嘘つきちゃん、
無理やり光にキスしようとしたんだぜ~」


悠希はそう言って伊林を指さす。


「なっ!」

伊林の顔は怒りと恥ずかしさからか、

真っ赤になっていく。


「彼女いる男を無理やり落とそうとして
大失敗だもんね~。
恥ずかし~」


「大橋!絶対本当のこと隠してって言ったじゃん!」

伊林がそう叫んだ。

「みんな~!今の聞いた?
伊林亜美が嘘を告白しました~」

悠希は得意げにそう言ってパチパチと手を叩く。


「何だよ、うそかよ」

「だよな~。瀬野って結構一途そうだし
浮気とかしなさそう」

「良かったね、城井ちゃん!」

「伊林さん最悪じゃない?
城井ちゃんと瀬野君かわいそう…」



色んな方向から、色んなコメントが聞こえてくる。


でもよかった。誤解が解けて…


何か…助けられたな…


ライバルだった悠希に…