悠希の声がしないなんて、なんでだ? いつもなら、便乗して、 騒ぎをもっと騒がしくするのが悠希なのに… 俺はあいつの方に目をやった。 ……え? 悠希は隣に座る仁奈の頭を撫でている… 仁奈は… 泣いている…? 俺は崖から落とされたような、 そんな気持ちがした。 「おい!いい加減にしろよ、お前ら」