寝ているカノジョ



はっとして目を開けるとそこには、

俺たちの部屋でゲームしてるはずの女子が一人いた。


「瀬野君、眠いの?」

「別に」

「亜美の部屋で寝たらどう?みんなまだ遊んでるし~」

めんどくさい奴が来ちまったな。


「隣、座ってもいい~?」

そう言いながら、俺の横に腰かける。

「えへへへへ、なんか暑いね~」


全然暑くねーし。



こいつは、伊林 亜美(いばやし あみ)。

前に悠希が言ってたっけ…

『伊林さんは狙った男は逃がさないらしいよ~』




「私、瀬野君と同じ班がよかったな~」

「……」

めんどくせ。

「瀬野君って城井ちゃんみたいな子がタイプって
意外だね~
亜美の方が瀬野君とお似合いだと思うけどな~」

「……」

早く戻ってくれねーかな?

「城井ちゃんのどこがいいの~?」


っ… また俺を怒らせてーのかな?こいつ。


「瀬野君…」

ソファーがきしむ音がして、

伊林の顔が近づいてくる気配がした。

「は?お前…」

「し~。黙って…」