「とにかく、俺と山下は、
他の班の男子部屋に居候するから、
お前は城井を連れ込めよ!」
岡野が俺の肩をポンッと叩いた。
「後、先生たちには気をつけろ。
見られたら終わりだからな」
*
夕食の時間になり、
楽な格好に着替えた生徒たちが
大部屋に集まってくる。
俺は、岡野たちと座るテーブルを探していた。
その時、誰かが
俺の着ていたジャージの袖を引っ張った。
「光くん」
見ると仁奈が俺のそばに立っていた。
水色のパーカーに薄いグレーのジャージを履いている。
仁奈の部屋着…初めて見た…
なんか、新鮮で、かわいい……
「あ…、私の服…ださい?…よね…」
仁奈の服装をじろじろ見る俺を見て、
仁奈が恥ずかしそうに言った。
