寝ているカノジョ




岡野はいたずらな笑みを浮かべてこう言った。

「でさ、この修学旅行中に
夜、城井と二人きりになるってのはどう?
俺たち別の部屋に行くからさ、
お前、城井のこと連れ込めよ」



ん?

それってどういう意味だ?



俺が一晩、仁奈と二人きり?




てことは…

急に顔が熱くなってきた。



「は?そんなのだめだろ?!」

俺はベッドから立ち上がった。


「そんなこと言ってたら
ほんとに大橋に負けんぞ」

山下が言う。

「言っとくけどな、お前と城井がバス駐車場に
戻っていった後、
大橋が他の男子達に話してることを俺たちは聞いてて…」

岡野がまた真剣な顔になる。

「あいつもそういうこと、考えてるっぽいぜ」



てことは、どういうことだ?

悠希も仁奈を夜、部屋に連れ込もうと?


は?

みんなそういうことばっか考えんのな。