寝ているカノジョ




荷物を持って、ホテルに入ると鍵を渡された。

俺たちの部屋は301号室。

仁奈はどこなんだろう…?



仁奈が何号室かなんて

聞いたって何かあるわけでもないけど、

仁奈がどこで寝てるか

ちょっと知りたいだけ。







岡野と、同じく俺の班の山下は

俺たちの部屋に着くなり、

真剣な顔で俺の方に向き直った。




「さっき言ってた
話…なんだけどさ…」



岡野が話し始める。

俺はキャリーバックを部屋の端に置くと

ベッドに腰かけた。

「何だよ、怖いな」