「学校の先生方はみんな、城井さんのことは
理解しておられます。
だから、いつも寝ているのに、
何も言われないでしょう?」
確かに…。仁奈が寝ていて
先生に注意されたのを見たことがない。
「学校に毎日来ているだけでもすごいわよ。
瀬野くん、城井さんをバスまで運んでくれる?
ほら、運転手さん達が戻ってきたから」
担任はそう言うと、
各々のバスに戻っていくバスの運転手達に会釈をした。
俺は腕時計にちらっと目をやった。
もうすぐ、四時か。
俺は仁奈をお姫様抱っこして、
バスまで連れて行く。
仁奈の寝顔が近い。
かわいいな…
やっぱり美人だな…
