寝ているカノジョ



「ちょっと俺、トイレ行ってきま~す」

トイレの近くを通った時、悠希がそう言った。



あいつがトイレへ向かって歩き出した時、

やっと仁奈が一人になった。



話したい…

体調大丈夫か聞きたい…



「仁奈」

俺が仁奈に声をかけながら近づくと

仁奈も俺の方へよろよろと近づいてきて…


ドサッ


え?


俺の胸の中に倒れこむ仁奈。


そのまま俺にもたれて腕はだらんと垂れている。

俺はとっさに腕を回して、仁奈の体を支えた。


「きゃあ!ちょっと城井ちゃん?!」

「城井!?大丈夫か!?」