「そんなに、そんなにあたしのこと探していてくれてたんですか…?」
あたしなんて、
いいとこなんて全然なくて。
顔も性格もかわいくなくて、ダメダメなんだよ?
なのにそこまで…。
「そりゃあな、忘れられなかったんだからな。
しかも入学してきてすぐ、
3年の中で"めっちゃかわいいヤツ入ってきたー"って彩香のこと噂なったんだぞ?
やっと見つけて嬉しかったのにかわいくなりすぎてて心配だったんだよ。
まぁ彩香には心配なんかする前に好きなヤツがいたんだけどな。
んで体育祭実行委員会で関わりもてて、
彩香に好きなヤツがいるって気づいて頑張ってみたけど俺のことなんて全然見ねぇし。
…諦めようとしたけど、
俺の"好き"はんな軽いもんじゃねぇみたいだし。
…なぁ、俺じゃダメ?」
ごめんね、慶斗先輩。
慶斗先輩がダメなんじゃないの。
…星也じゃなきゃ、ダメなの。
「ごめんなさい、
あたしまだ星也のこと…」

