君の幸せ、ただそれだけを。下









「え、彩香覚えて…?」



「…やっぱりけいくん!?」





あたしの初恋の男の子。



それが慶斗先輩だったなんて…。






「覚えてくれてたなんてまじで嬉しい。



…幼稚園のときから彩香のことが好きだった。


俺が小学校に上がって2年経って彩香のこと探してもいなくて、


俺らは違う小学校なんだ、って知った。





でもなぜかどうしても彩香のことがずっと忘れらんなくて。





中学になっていろんな小学校が合併するからって、

また探してみても彩香はいなかった。





もう"あやちゃん"のことは忘れて違うヤツのこと好きになろうと思って、



俺に告ってくれた女子とつき合ったけど…

…なんでだろうな。




そいつのこと好きになんてなれなかった。






高校入ってもう忘れかけてたときにさ、

やっと彩香と会ったんだよ」