君の幸せ、ただそれだけを。下






すると星也はあたしの背中に腕を回し、ギュッと抱きしめてきた。





不謹慎なのはわかっているが、


あたしは今星也と抱きしめ合えていることに幸せを感じた。




こんなふうに思うなんて、最低だってわかってる。




でもずっと好きだった星也と。


ずっと届かなかった星也と。





こんなふうにいれることなんて今まで1度だってなかったんだから。




…なんて、心の中で言い訳をしてみた。







「彩香。ごめん。



こんなこと言っちゃだめだってことはわかってんだけど、、、


俺のものに、今だけなって…?」








…え?


ど、うゆうこと…?




星也のものに、なる。


それが意味することってなに?