「いつも伊織くん……、いてくれるけど。
本当は、無理していれくれてるんじゃ……ないのかにゃ……。」


にゃ?


すっかりカルピスソーダ(?)を飲んでしまったマーヤちゃんは、目に涙を浮かべて俯いてしまった。


「あーぁ、秀和ったら、マーヤちゃん泣かせた~。」
おい、親父‼


それは、言いがかりだろ‼


「ダメじゃん秀和~。俺が慰めてあげようか?」
拓海がマーヤちゃんの頭をナデナデしながら、俺に言ってきた。


てかお前、勇気あるな‼


伊織に殺されるぞ?


あ、泣かせた俺もか?って、俺のせい?


わいのわいのと騒いでいたら。


「お~ま~え~ら~‼」
と、案の定の声が降ってきた。


「何マーヤを泣かしてんだ‼」
グラスを取り上げてから、ギューッとマーヤちゃんを抱きしめる伊織。


おぉ、全く隠すつもりがないんだな……と感心していると。