ティアラ

まさか、あの弥生ちゃんに彼氏がいたとは……。

見た目だって可愛いわけでもないのに、このあたしより幸せな日々を過ごしているなんて不公平だ。

「最近の子はませ過ぎ。お泊まりってことは、もう……済んでるってことでしょ? 美和はまだしてないよね?」

直子はなぜか、あたしがまだだってことに気が付いていた。

「え、どうしてわかったの?」

クラスメートの半分はもう済ませているだけに、まだ処女だってことを言うのが恥ずかしくて、今まであたしは直子にそういう話をしたことがなかった。

バレていたことに驚いていると、直子は冷静に口を開く。

「していたら、絶対あたしに自慢してくるはずだもん」