ティアラ

「あ、ごめんなさい。日曜日はちょっと……」

弥生ちゃんは気まずそうな顔をして、うつむいた。

「何か用事でもあるの?」と問いかけると、彼女の代わりに美緒ちゃんが理由を話し始めた。

「弥生はいつも、日曜日は遠距離恋愛の彼氏とデートをしてるんです。たまにお泊まりもしてるんだよねぇ?」

美緒ちゃんはあたしたちに説明をしながら、隣にいる弥生ちゃんを冷やかしている。

弥生ちゃんは真っ赤な顔をして、照れ始めた。

「実は、今日も夕方から会いにいくことになっていて……」

彼女は朗らかにほほ笑みながら、あたしの頼みを断った。