ティアラ

何も言わないで、そういうことをしてくれる篤紀が好きだ。

「1番だよ、篤紀も」

少しだけそばへ寄って、彼の肩に頭を置いた。


ずっとこうしていたいな。

ねぇ、これからも……篤紀の1番でいさせてね。

いつまでも輝いていたいから。




と、このときのあたしは、この先もずっと篤紀の1番でいられると思ってた。

繋いだ手を信じて疑わなかったの。

まさか、この1年半後の篤紀に大切な女の子がもうひとりできる、だなんて思ってもいなかったんだよ。


【①完結。②につづく】