ティアラ

「篤紀、今から学校へ行こう!」

電話を切ったあたしは、満面の笑みで話しかけた。

「……んとに、この女は」

ブツブツ文句を言いながら、立ち上がる彼。

「まぁまぁ、そんな怒らないでよ」

呆れる彼に近づいたあたしは、そっと背伸びをし、彼の頬にキスをした。