ティアラ

次の日、学校の屋上で、あたしは直子と太一のふたりから、集めた票を聞いていた。

「吹奏楽部は数人を省いて、投票してくれることになったよ。でも、田畑あきおと同じクラスの子もいるから、その人らは諦めよう」

「俺んとこの陸上部は完全に無理だけど、野球部と卓球部は何とかいけそうだぜ」

ふたりの話を聞いて、あたしは電卓のキーをカタカタ鳴らす。

「それでも100人に満たない」

電卓を放り投げて、あたしはコンクリートの上で寝転がった。