ティアラ

ほんのり香る香水、いつもとは少しだけ違うメイク。

気合いを入れたのは、この日を楽しもうとする自分への励まし。

クリスマスはやっぱり特別な日。

相手が好きじゃない人でも、いい日にしたいの。

って思いながら歩いてたんだけど。

「……え」

校門の外を見て、あたしは動けなくなってしまった。

違う制服の彼をジロジロ見ながら、帰っていく生徒たち。