ティアラ

イブの夜は、家族でささやかなパーティーをした。

日曜日ということもあって、お父さんもずっと家にいたし、全員が揃っていたから、想像していたよりは楽しく過ごせたと思う。

翌日のクリスマスは、教頭の長話や担任の注意を聞けば、すぐに帰れる日。

冬休みなんて短いのに、生徒はみんな、夏休み前と同じようにはしゃいでる。

「本当に行くのかよ?」

教室を出たとき、太一に腕を掴まれた。