ティアラ

あと2週間でクリスマスか……。

付き合ってなくても、そんな日を一緒に過ごすってことは、直子と太一は秒読み段階に入っているってことで。

応援していた恋が実りかけているんだから、喜ぶべきなんだろうけど、なぜか寂しい気持ちが前に出てしまう。

置いてきぼりっていうか、自分だけが取り残されていくかのような不安。

「でね、今日の放課後、プレゼントを買いに行こうと思ってるんだけど、よかったら一緒に選んでくれない?」

照れながら頼んでくる、直子。

「OK」と返すあたしは、自分の中にある寂しさを隠して、明るくうなずいた。