ティアラ

ドアが閉められたと同時に、あたしは布団の中から両腕を出して、頭の後ろで組んだ。

「行かなきゃなぁ」

別に、学校が嫌で行ってないわけではないの。

登校すれば、直子や太一もいるし、みんなからちやほやされて、楽しい時間を過ごせると思う。

でも、今は……愛想笑いをするのも面倒くさい。

気分が落ちてるときにニコニコするのが、だるいんだ。