ティアラ

「太一もたいがい、偉そうだよ」

「うっせぇ、鼻くそ!」

小馬鹿にして笑うあたしに、太一はまた昔のあだ名を口にする。

過去のあだ名を知った彼は、ずっとそれをネタにして馬鹿にしてくる。

「次、その台詞を言ったら、あんたの顔、このジョウギで切り刻んでやる!!」

憎たらしい顔をする太一に、鋭い目で睨みつけるあたし。

「てか、さっきから何してんの?」

太一と憎まれ口を言い合うあたしに、問いかけてくる直子。

あたしの机に広げてある、数々の小道具が気になったのだろう。