「犯人はこの手紙の差出人と同一人物だって考えたほうがいいよね。……もしかしたら聞いてたのかな? あたしたちの会話を」
太一が持っていた手紙を見ながら、直子がつぶやく。
確かに、馬鹿にして笑っていたから怒ったのかもしれない。
「どちらにせよ、このまま放っておくわけにはいかねぇだろ。やり過ぎだぜ、こんなの」
部活に向かう太一は、鋭い目つきで手紙を握りしめる。
太一に守られたことで怪我はなかったものの、あたしは動揺を隠せていなかった。
裏表のある性格を知っているのは、直子と太一だけ。
他の生徒の前ではおしとやかに接してきているのに、ここまで恨まれるのはおかしい。
教師に本を渡す前に、シールに書かれていた番号を暗記していた直子は、「明日調べてみる」と言って、携帯で図書館の場所を探していた。
太一が持っていた手紙を見ながら、直子がつぶやく。
確かに、馬鹿にして笑っていたから怒ったのかもしれない。
「どちらにせよ、このまま放っておくわけにはいかねぇだろ。やり過ぎだぜ、こんなの」
部活に向かう太一は、鋭い目つきで手紙を握りしめる。
太一に守られたことで怪我はなかったものの、あたしは動揺を隠せていなかった。
裏表のある性格を知っているのは、直子と太一だけ。
他の生徒の前ではおしとやかに接してきているのに、ここまで恨まれるのはおかしい。
教師に本を渡す前に、シールに書かれていた番号を暗記していた直子は、「明日調べてみる」と言って、携帯で図書館の場所を探していた。



