ティアラ

「どうしたの?」

部活へ行こうとしていた太一も、そばへ寄ってきた。

足もとに落ちたのは、1通の封筒。

「あぁ、ラブレターでしょ」

慣れているあたしは、うんざりした態度でその手紙を拾っていく。

今までの経験上、手紙で告白をしてくるのは、たいていつまらない男。

返事をしなきゃいけなくなるから、ぶっちゃけこういうのは面倒くさい。

「今の美和は誰とも付き合ってないし、今年のミスコンも優勝したから、こういうの多くなるんだろうな」

そう言いながら、太一は送り主が誰かを知りたがっている。