食べた後は二人で散歩をし、池の鯉に餌をあげたりして楽しんでから公園を出た。
途中でケーキを買い、少し早いけど私の実家に着いた。
「ただいま!」
「お邪魔します!」
二人でそう言って家に上がった。
「お帰り!羽月くんもいらっしゃい!
まだ夕食まで時間もあるからゆっくりしていてね!」
「うん!後、ケーキ買ってきたよ!」
「まぁ!ありがとう!じゃあ後で食べましょう。」
お母さんはケーキを受け取ると嬉しそうに冷蔵庫に冷やしていた。
すると薫さんが莉子ちゃんを抱っこして連れて来た。
「優子ちゃんお帰り!羽月くんもいらっしゃい!」
「あっ、薫さんただいま!莉子ちゃんもまた大きくなりましたねぇ!今日は羽月と私からプレゼントがありますよ!」
私は莉子ちゃんのほっぺたをツンツンしながら言うと莉子ちゃんは笑った。
私はそれだけで莉子ちゃんにキュンとしてしまい、薫さんに莉子ちゃんを抱っこさせてもらった。
「よお優子!羽月もお帰り!親父が少し早いけど向こうで俺と羽月と三人で飲もうと言ってるぞ?」
「優子、帰りは運転頼んでもいいか?」
「いいでちゅよー!」
私は莉子ちゃんに夢中で赤ちゃん言葉で言ってしまった。
「じゃあ決まりだな!羽月、飲もうぜ!」
そう言ってお兄ちゃんは羽月を連れて行った。
私は買ってきたオモチャを袋から出して莉子ちゃんに渡した。
ぬいぐるみから音楽がながれたり、赤ちゃんの笑い声が入っている。
ボタンを押して音を出すと莉子ちゃんは足をバタバタしながら喜んでいた。
その姿に私はもうメロメロ状態だ。
夕食の時間まで莉子ちゃんと遊び、夕食が出来ると薫さんも莉子ちゃんに母乳をあげる為に二階の部屋に行った。

