俺は携帯をにぎりしめ、真夜中の道路を廃墟の遊園地へと車を走らせた。
暗闇の山道を、懐中電灯の灯りをたよりに突き進む。
ふと見上げると、黒い夜の闇の中に、
黄・赤・緑のライトで煌々(コウコウ)と輝き、回る観覧車が目に入ってきた。
ライトがついてる!
それに回ってるじゃないか!
こんな夜中に!
俺をからかってるのか?!
いや…何か要求があるはずだ。
警察でなく俺にメールを送りつけてきたからには、
脅して、金でもゆすり盗るつもりにちがいない…。
猛スピードで、俺は山中を走り向りぬけた。
遊園地の敷地に入ると、
そこは全く別世界になっていた。
黄・赤・緑の三色ライトの光が遊園地を、美しくライトアップし、
メリーゴーランドがあのメロディを奏(カナ)で、動いている。
無人の木馬は、優雅にゆらりゆらりと上下しながら回転し、
誰も運転していないゴーカートと蒸気機関車も、楽しく遊ぶようにゆっくり動いている…
なんだ?
これは!
そのとき、声がした。
「待ってたの…」
暗闇の山道を、懐中電灯の灯りをたよりに突き進む。
ふと見上げると、黒い夜の闇の中に、
黄・赤・緑のライトで煌々(コウコウ)と輝き、回る観覧車が目に入ってきた。
ライトがついてる!
それに回ってるじゃないか!
こんな夜中に!
俺をからかってるのか?!
いや…何か要求があるはずだ。
警察でなく俺にメールを送りつけてきたからには、
脅して、金でもゆすり盗るつもりにちがいない…。
猛スピードで、俺は山中を走り向りぬけた。
遊園地の敷地に入ると、
そこは全く別世界になっていた。
黄・赤・緑の三色ライトの光が遊園地を、美しくライトアップし、
メリーゴーランドがあのメロディを奏(カナ)で、動いている。
無人の木馬は、優雅にゆらりゆらりと上下しながら回転し、
誰も運転していないゴーカートと蒸気機関車も、楽しく遊ぶようにゆっくり動いている…
なんだ?
これは!
そのとき、声がした。
「待ってたの…」