ったく、ばーか。 「‥ゆな?」 『なにー?』 ゆなは抱き合ったまま答える。 なんか今日は予想外にも大阪まで来ちまったし。 遊園地はやけに甘いし。 浴衣姿のゆなは、 心なしか大人っぽく見えるし。 …つい口も滑りそうになる。 「俺もゆなが、す…」 『わぁ~綺麗ーっ!』 俺が言いかけた言葉は、無情にもデッカく上がった花火の音にかき消された。 ゆなは、俺から離れて花火に釘付け。