「莉音、ごめんな。急に誘っちゃって」


無理やりみたいでなんだか申し訳ない


「俺が莉音と一緒にいたくて誘ったんだからいいんだよ」


ったく、千里は


「…大丈夫だよ。予定の問題はなかったから」


軽く頬を染めながら、少し嬉しそうに言う莉音


それを見ると少し…なんかよくわからない気持ちになる


なんなんだろうな


「…で、どこで話すんだ?」


「ああ、ごめん。言ってなかったね
うちで、だよ」


「それってつまり…「早乙女の屋敷だよな」…ですよね」


少し分かりにくかったが、その瞳は、不安そうに揺れていた