「相川莉音さんいますか?」


遊ぼっか、と言おうとしたところで突然聞こえてきた自分の名前


蓮くんが私を呼びに来て


「相川さん、図書室のときの人、と…?」


「千里さん!…と、祥太?」


後ろの扉を見ると、千里さんと祥太がいた


どうしたんだろう。今日は約束…なかったよね?


「どうしたんですか?」


「祥太が莉音に話があるんだと」


「うん。今日、いい?」


「えっ…と…」


出来れば、今はちょっと…なんだけど……


「莉音、用事あるのか?俺も行くんだけど」


「あ…そうなんですか…じゃあ、」


まぁいっか


とりあえず赤羽に、
「赤羽、ごめんね、今日ダメになっちゃった。また誘ってね」