俺は蓮夜と共に続いて入ったが、前の路地裏でのこともあり、少し恐怖した。
「ここ、近道なんだ」
振り向いて笑いかけてくる遼
「…祥太、大丈夫か?」
「何が?」
「顔色悪いぞ」
暗がりだから分からないと思ってたんだけど…蓮夜、意外と見てんだな
「大丈夫だよ」
「…まあ、無理すんなよ」
「ん」
「着いたぞー」
「空気読めよ…」
「なんか言ったか〜?」
目の前にあったのは、大きめの倉庫だった
そこに二人は当たり前のように入っていく
…入っていいのか?
入るのを躊躇していると、入っていったはずの遼が戻ってきた



